炭酸飲料の製造工程をご紹介!充填機導入のご相談はお気軽に

炭酸飲料製造の主要工程とは?炭酸飲料用充填機の導入をサポート

清涼感あふれる喉越しと独特の風味で多くの人々に愛されている「炭酸飲料」。日本農林規格品質表示基準によると、炭酸飲料は以下のように定義されています。

「飲用に適した水に炭酸ガスを圧入したもの、およびこれに甘味料、酸味料、フレーバリングなどを加えたもの」

この定義にもとづき、炭酸飲料は大きく分けて次の3つに分類されます。

  • 炭酸水
  • フレーバー炭酸水
  • 炭酸清涼飲料

こちらでは、これら炭酸飲料の製造工程をご紹介します。有限会社ユウアイでは炭酸飲料の製造に欠かせない充填機をご用意していますので、お気軽にご相談ください。

炭酸飲料製造の主要工程

空の下に並ぶカラフルなステップカード

1.水処理システム

水処理システムの主な目的は、以下のとおりです。

  • 不純物の除去
  • 微生物の不活化
  • 味や香りの改善
  • 製品の安定性向上

これらの目的を達成するために、様々な処理方法が用いられます。代表的なものとしては濾過、活性炭処理、紫外線殺菌などがあります。

水処理システムの管理においては、以下の点に注意が必要です。

  • 定期的な水質検査の実施
  • 処理装置の適切なメンテナンス
  • 処理効率のモニタリング
  • 緊急時の対応手順の整備
  • 日常的な殺菌洗浄

水処理システムの選択と設計にあたっては、以下の要因を考慮する必要があります。

  • 原水の水質
  • 製品の要求品質
  • 生産量
  • 法規制
  • コスト

適切な水処理システムを導入して厳格に管理することで、安全で高品質な炭酸飲料の製造が可能となります。また、水処理技術の進歩に伴い、より効率的で環境に優しいシステムの開発が進んでいます。

2.原材料の準備と品質管理

炭酸飲料の主な原材料は以下のとおりです。

  • 糖類
  • 酸味料
  • 香料
  • 着色料
  • 炭酸ガス

これらの原材料は、それぞれ厳格な品質基準を満たしたものを使用します。

原材料の計量は非常に重要で、原料配合表にもとづいて正確に行う必要があります。特に、シンプルシロップ製造時の水と糖類の計量は製品の品質に直結します。

調合糖液(フレーバードシロップ)の製造では酸味料、香料、着色料などを適切に配合します。近年は消費者の嗜好に合わせて、天然着色料の使用が増えています。

原材料の添加時には、空気の巻き込みを防ぐため撹拌の速度に注意が必要です。過剰な撹拌は、後の工程で問題を引き起こす可能性があります。

品質管理の一環として、調合後のシロップはできるだけ早く使用することが望ましいです。これにより、製品の品質を最良の状態に保つことができます。

3.シロップ調合

この工程は大きく2つのステップに分かれています。

  • シンプルシロップの製造
  • フレーバードシロップの製造

シンプルシロップ製造のポイント

  • 原料配合表にもとづいた正確な計量
  • 適切な撹拌(空気の巻き込みに注意)
  • 濾過による夾雑物の除去

次に、フレーバードシロップの製造に移ります。ここでは、シンプルシロップに各種原材料を加えて調合します。

フレーバードシロップに使用される主な原材料

  • 酸味料(クエン酸など)
  • 香料
  • 着色料(カラメル、天然着色料など)

これらの原材料は、製品ごとの独自の配合比で混合されます。撹拌の際は、以下の点に注意が必要です。

  • 原材料は水に溶解してから添加
  • 適度な撹拌(過剰な空気の混入を避ける)
  • できるだけ早期に使用(品質保持のため)

シロップ調合の工程を経て作られたフレーバードシロップは、次の工程であるプロポーショニング(定量混合)へと送られます。ここで水と混合され、最終的な炭酸飲料の味が決まります。

シロップ調合は炭酸飲料の味の要となる重要な工程です。原材料の選択から撹拌の技術まで、細心の注意を払って行われています。

4.炭酸化プロセス

この工程では、調合された飲料液に炭酸ガスを溶解させます。

炭酸化の主な目的は、以下のとおりです。

  • 爽快感の付与
  • 風味の向上
  • 保存性の向上

炭酸化を効果的に行うためには、以下の点に注意が必要です。

  • 液温を低く保つ
  • 高圧下で炭酸ガスを溶解させる
  • 溶存酸素を事前に除去する(脱気処理)

炭酸化装置の主な構成は次のとおりです。

  • チラー:液体を適温まで冷却
  • 脱気装置:溶存酸素を除去
  • カーボネーター:炭酸ガスを溶解

炭酸化の程度は、製品の種類によって異なります。例えば、炭酸水は強めの炭酸化、フルーツ系飲料は比較的弱めの炭酸化が一般的です。

適切な炭酸化は、製品の品質を大きく左右します。過度の炭酸化は開栓時の噴出や味の劣化を招く一方、不足すると物足りない味わいになってしまいます。そのため、各製品に最適な炭酸化レベルを見極め、安定して再現することが重要です。

5.容器洗浄

容器洗浄の主な目的は、異物や汚れの除去、微生物の殺菌、容器の品質維持です。

洗浄工程は、容器によって異なります。普通のボトルの場合、すすぎのみ行ったり(または洗わない)、薬洗+すすぎだけ行ったりが主流です。しかしリーターナル瓶の場合は「前洗い→本洗浄→すすぎ→殺菌→最終すすぎ」を行います。

洗浄効果を高めるために、適切な洗剤の選択と濃度管理、洗浄温度と時間の最適化、洗浄機の定期的なメンテナンス、洗浄水の品質管理が重要です。

最近では、環境への配慮から効率的な洗浄システムの導入が進んでいます。適切な洗浄管理により、安全で美味しい炭酸飲料を消費者に届けることができます。

6.充填

この工程では調合された製品液を容器に正確に注入し、密封する作業が行われます。

充填時には、以下の点に注意が必要です。

  • 充填温度の管理
  • 充填速度の調整
  • 充填量の正確性
  • 泡立ち(フォーミング)の防止

特に泡立ちは製品ロスや充填不足の原因となるため、適切な充填圧力や充填ノズルの設計が重要です。

また、充填後は速やかに密封を行い、炭酸ガスの逃散を防ぐ必要があります。密封方法は容器の種類によって異なり、缶ではダブルシーム、ペットボトルではキャップ締め、瓶ではクラウン打栓などが用いられます。

充填工程の管理を適切に行うことで、製品の品質維持と安全性の確保が可能となります。

7.品質管理

炭酸飲料の製造において、品質管理は製品の安全性と一貫性を確保するうえで非常に重要です。主な管理ポイントは、以下のとおりです。

原材料の品質チェック

  • 水質検査
  • シロップの糖度測定
  • 添加物の純度確認

製造工程中の管理

  • プロポーショニングの精度確認
  • 炭酸ガス圧入量の管理
  • 充填量の確認

最終製品の検査

  • 官能検査
  • 微生物検査
  • 包装状態の確認
  • ガス圧の検査

これらの管理を徹底し、異常検出時は速やかに対応することで、安全で美味しい炭酸飲料を提供できます。

有限会社ユウアイの技術力と豊富な実績で飲料製造事業を強力にサポート!

胸に手を当てるスーツ姿の男性

炭酸飲料の製造工程は、複雑で高度な技術が必要とされます。特に充填工程は、品質管理と効率化の両立が課題となります。そこでおすすめなのは、自動化システムの導入です。充填作業を自動化すると作業者の負担が軽減されるだけでなく、作業ミスも大幅に減らすことができます。また、自動化により生産スピードが向上し、製品の供給力を高めることも可能です。

有限会社ユウアイの充填機は高速かつ正確な充填を可能にし、生産性の向上と品質の安定化を同時に達成します。さらに、有限会社ユウアイは単なる充填機の販売にとどまらず、導入からアフターフォローまで一貫したサポート体制を構築しています。安心して炭酸飲料事業に取り組めるよう万全の体制でサポートいたしますので、お気軽にお問い合わせください。

炭酸飲料の製造工程の効率化なら有限会社ユウアイ

会社名 有限会社 ユウアイ
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